大原孝治氏の掲げる顧客優先主義
ドンキホーテの社長である大原孝治氏は小さい頃、スーパーに行くと欲しいお菓子やジュースが並んでいることに嬉しさでいっぱいになったことを覚えているといいます。しかし大人になってからは買い物にいっても楽しいと感じることが少なくなったので、子どもの頃の感動を形にしたいと考えました。そして大原孝治氏は自らが社長を務める会社で、消費者が楽しいと感じる店づくりをしようということを第一主義として掲げました。以前からお店に来て楽しいと感じてもらえるように、陳列方法を工夫することが行われていましたが、さらにそれをパワーアップさせたいと考えたからです。顧客優先主義が小売業では大事だとされていましたが、実は実行できているお店は少ないのが現状です。日本のお店はサービスが良いという定評がありますが、近年ではそれらが低下していることが懸念されていた部分もあります。そこで大原孝治氏はまずお客様が求めているものをすぐ手に取れるような陳列方法にしようと考えました。欲しいもののある場所がわからなくて店員に聞きたいけれど躊躇うという人は少なくありませんから、商品の場所を明記するようにしました。そうすることで店員も自分の仕事に専念することができますし、消費者も迷うことなく欲しい商品の場所まで向かうことができます。そして次に考えたのは、支払い方法の多様性です。現金やクレジットカードだけでなく、独自の電子マネーを導入することでさらにお得で簡単に買い物ができるようにしました。これらの顧客優先主義はまだまだ改善の余地があると考えています。